面接で頻出の”エピソードトーク”を完全攻略|STARメソッド+αで差をつける回答術を徹底解説

転職について

「今まで仕事で達成が困難だと思ったこと(課題)とそれを解決した方法を教えてください。」
と聞かれたとき、皆さんはどんな風に答えるでしょうか?

これは、転職活動での最頻出問題として挙げられる「成果/達成困難だった課題等のエピソードトーク」で実際に聞かれる内容です。
この質問では”高い具体性があるか””再現性があるか”をいかにアピールできるかが合格の鍵となります。

しかし、過去の経験をただ振り返って回答するだけでは、説明の漏れや理論の矛盾が生じてしまいがち。
そこで本記事では、アピールになるエピソードトークをするために重要な”STARメソッド”について解説したいと思います。

STARメソッドとは?

STARメソッドとは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Results(結果)の頭文字をとったもので、この順番で回答を組み立てることにより、具体例を含みながら簡潔で分かりやすい説明を可能にするテクニックです。

たぬ(夫)
たぬ(夫)

STARメソッドは

どんな課題に対して、どんな立場で、何を行った結果、どうなったのか

という話の流れが簡単に整理、説明できるようになる魔法のようなテクニックなんだ!

このメソッドを活用することで、
「現状と理想から生まれるGAP(課題点)」の明確化~課題解決に向けた解決策/行動の実行までを分かりやすく簡潔に説明できるようになります。

S/T/A/Rで伝えるべき内容

それでは、STAR(状況、課題、行動、結果)とは具体的にどのような内容を指しているのでしょうか?
その内容と回答例をこちらの章でご説明します。

「S」ituation(状況)

その時の状況や課題に関する背景を指します。
背景という言い方をしていますが、かみ砕くとどういう状況で何に悩んでいたのか”ということです。
これらを最初に伝えることで、ストーリーの前提を理解してもらうことができます。

【回答例】
・前職でチームリーダーを務めていた際、チームの人員不足により大量の未処理案件を抱えておりました。また、課長が厳しいスケジュールで納期を設定したことも重なり、チームメンバーがストレスを抱え、士気が低下しておりました。

「T」ask(課題)

その時の状況や課題において、あなたが担っていた責任/役割を指します。
これらを伝えることで、ストーリーを進める上であなたが課題把握~解決するべき範囲を理解してもらうことができます。

【回答例】
・チームが納期を守って作業できるようにするだけではなく、他の部署に処理能力を伝え、チームのモチベーションを維持するのがチームリーダーとしての私の役割でした。

「A」ction(行動)

その時の状況や課題を克服した方法を指します。
これらを伝えることで「課題に対する打ち手として実際にやったこと」を理解してもらうことができます。
※チーム全体で行動した場合は、自身の取組みを中心に回答を組み立てましょう。

【回答例】
・適切な目標を設定するため、プロジェクトのスケジュールを見積り、細かいタスクと期限を設定しました。また、毎週課長とのミーティングの際に進捗の共有を行い、チームの処理能力についても相談をした上で、タスクや期限の見直しを行いました。

「R」esult(結果)

その時の状況や課題に対して行動を取って、得られた結果を指します。
これらを伝えることで「行動を取った結果、実際に得られた成果」を理解してもらうことができます。
※ここでは、定量化/定性化した成果、それが難しい場合は可能な限り具体的な成果を伝えましょう。

【回答例】
・チーム内でタスク進捗の見える化を行うと共に、課長と適切な目標設定を行うことで、チームでやるべきことの優先順位が明確になり、未処理案件を期限内に全て完了させることができました。また、次の四半期には、プロジェクトの平均作業日程を3日短縮することができました。

☆追加すると効果的☆

STARメソッドの構成に追加で組み込むと効果的なのが「結論」と「教訓」です。

たぬ(夫)
たぬ(夫)

●「結論」は、質問に対する端的な回答
●「教訓」は、経験から学び今後にどう活かしていくか?

ということだよ!

りさ(妻)
りさ(妻)

その2つは、STARのどこに組み込めばいいの?

たぬ(夫)
たぬ(夫)

「結論⇒STARメソッド⇒教訓」の順番が理想的だよ。

こうすれば、面接官の納得感UPやマインドセットのアピールにも繋がって

一石二鳥なんだ!


結論と教訓をSTARメソッドに加えることで、面接官の納得感を向上させられると同時に、事実としてどうであったか以外の「ポテンシャル」や「マインドセット」といった面でもアピールが可能になります。

結論

面接は、自分の経験を”ただ話す場”ではなく、”面接官に納得してもらえるよう、漏れや矛盾なく簡潔にアピールする場”です。

そのために、ぜひSTARメソッド(型)を有効活用してみてください。
説明の質が一段、いや、それ以上格段に上がるはずです。

あなたにとって”満足のいく面接”となりますよう、
私たち夫婦の会話が一助となっていればうれしく思います。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
転職において重要な面談について、私たち夫婦の中で重要だと思ったことをお伝えしました。

STARメソッドを利用した感想や、
あなたが感じている転職やキャリアの不安、
「こんなことに悩んでいる」「こんな経験があった」など、
良ければコメントで教えてください!

一緒に”もやもや”を言語化できればうれしいです☺️

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